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400mハードルのスタートから1台目へのアプローチのポイント

400mハードルにおいて、スタートから1台目へのアプローチは競技の成功(自己ベストの更新)に直結します。正確なスタート技術、加速、スピード維持、そして踏み切りの段階をトレーニングし、実戦に生かすことが重要です。

400mハードルのスタートから1台目へのアプローチ

 

400mハードルはどの競技レベルの選手でも1台目から2台目までの局面が、最も速度が高まります。選手はここで優れたテクニックを発揮しなければなりません。

 

そのため、スタートからの加速は400mハードルの成功に不可欠です。スタートの歩数やスターティングブロックの配置は、選手自身の走力や体格に合わせて調整されるべきです。

 

 

また、右足踏み切りか左足踏み切りかでレーンの走り方も変わってきます。1台目までの高いスピードを得るため、決まった歩数でスムーズに1台目に入ることからスタートの左右の前後位置を変えることもあるかと思います。

 

まずは、1台目に高いスピードで入れるように、利き脚でのハードリングを重視してスタートの歩数もしくはスターティングブロックの左右をどちらにするのか検討するようにしたほうが良いでしょう。(スターティングブロックの歩数が合わないようなら、コースの真ん中を走るというやり方もあります。)

 

スタートからの最初の5歩でしっかりと加速し、インターバルで高い中間疾走につなげることが重要です。この段階で速度を上げ、1台目へのアプローチに備えましょう。

 

 

さらに、スピード維持も400mハードル競技の成功に欠かせません。選手は1台目をクリアした後も高速度を維持し、減速を最小限に抑える必要があります。

 

そのためには、1台目の踏切りでブレ―キがかからないように、高い速度でのコーナーでのハードリングテクニックがポイントです。基本はカーブでも直線でも同じです。

 

ハードルを跳び越えるという「縦の動き」と速く水平移動をする「横の動き」を調和させることが基本になります。それにより、踏切や着地の祭にブレーキがかかって減速してしまうことなく、高速度を維持したまま走り抜けることができます。

 

 

歩数は一般的には13〜17歩(初心者は19歩の場合も)で走ることから選手の走力、リズム、体格によって異なります。

 

1台目までの歩数よりも加速を重視し、1台目をブレーキなしでクリアすることを優先したほうが良いでしょう。いずれにしても、400mハードル走の成功には、スタートから1台目へのアプローチが不可欠です。

 

正確なスタート技術、加速、スピード維持、そして踏み切りの段階をトレーニングし、実戦に生かすことが、競技の向上につながります。これらのポイントを意識して取り組み、自己ベスト更新を目指しましょう。

 

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