スプリントハードルのリズムを安定させるコツとは?
スプリントハードルで跳ぶリズムがいつも不安定な方へ。
その原因は基礎練習を怠り、1台目のハードルをリズムよく入れていないから。闇雲に台数を跳べば自分のリズムが身につくという問題ではありません。
スプリントハードルは通常、スタートから1台目までを8歩で行き、この局面でリズムにのることが必要です。当然、走力(体力)がないとオーバーストライドになり、その後のリズムも狂いやすくなります。
そのため、自分のリズムを最初にしっかり身につけること。もし、踏み切りが近くなってしまう、ハードルが遠いようなら、アプローチまでのステップを見直すことが必要です。
1台目まで8歩でうまくリズムに乗るための歩幅の調整は、スタートフォームの出だしの延長で2歩目までは大きく変えず、3歩目から5歩目の局面で力強く踏み切るために歩幅を微調整するのがコツです。
そして、6歩目から8歩目までは歩幅の距離を変化させずに、素早く力強くを意識すべきです。1台目をうまく跳べれば、そのまま勢いに乗っていけます。
練習する際は、スタンディングスタート、あるいは片手をついた体勢から走り始めましょう。なぜなら、スプリントハードルは、ハードリングに入る局面では重心を上げて行うからです。
このようにすれば、スムーズに重心移動できる感覚を得られます。
また、インターバルの歩数の数え方のところでも解説しましたが、3歩でインターバルをリズムよく駆け抜けることも記録に大きく影響してきます。
ハードル競技は持久力(体力)を含めた走力やハードリング技術を上げることで記録は伸びます。それには正しい練習法を知り、自分の長所を最大限に活かすこと。
ハードルでリズムよく跳べず、記録が伸び悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
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