踏み切りが近くなる場合の練習
ハードルで、踏み切りが近くなってしまうということはありませんか?
踏み切りはハードルの少し遠くから踏み切るほうがスムーズに越えられます。
理想はできるだけハードルの遠くから踏み切り、ぎりぎりの高さでハードルを跳び越え、できるだけ遠くに着地するのが望ましいです。
ハードル競技は、横の動きの水平移動でスピードを追い求めることが必要だからです。
ハードルの近い位置で踏み切ると足を意識して身体が浮き上がってスピードが落ちてしまうので、身体を浮き上がらせないためにもハードルの遠くから踏み切ることが必要です。
特にハードルが高い男子110mハードルは遠くから踏み切り、ハードリングではぎりぎりの高さで越していき、可能な限り普通の走りに近い動きをすることがコツです。
女子100mハードルはスプリント動作に近いまま跳び越えるようにします。とは言え、ハードルの遠くから踏み切るのはわかっていても踏み切りが近くなってしまうという癖がある選手もいるでしょう。
そのような踏み切り位置がハードルから近くなってしまう選手は、ハードル間の歩数を5歩で3台飛跳び越えたあと、3歩で3台跳ぶ練習をすると効果的です。
何故なら、5歩だとスピードに乗りつつ自然と遠くから踏み切ることができ、そこで得た感覚を持って3歩ハードルに入れるようになるからです。
要は5歩ハードルで得た感覚で3歩を跳ぶということです。そのために、しっかりとピッチを上げて3歩を刻めるように練習をしていくと良いかと思います。
高校生の場合なら、男子のハードル間は12m程度、女子のハードル間は11mを目安にし、中学生なら高校生より50pくらい短くすると良いでしょう。
そして、無駄な動きのないハードリングを目指し、可能な限り普通の走りを維持できるハードリングを身につけ、タイムを短縮の可能性を秘めたテクニック磨いていきましょう。
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