400mハードルの走り方
400mハードルの走り方には、ダイナミックに跳ぶかピッチを生かすかどちらかになるので、自分に適したほうを選ぶ必要があります。
というのも400mハードルは、レースの前半と後半でハードリングが変わったり、ストライドが伸びたりし速さが上がれば、インターバルの歩数も変わってきますから、それに応じた走り方をする必要があるからです。
ダイナミックに大きなストライドで少ない歩数で走る場合は、ハードルの遠くから踏み切って遠くに着地してゆっくり水平移動するようになります。
逆に多めの歩数で走るなら、遠くから跳んで近くに着地することで歩幅を調整して脚の回転速度を上げることができます。
トップ選手なら少ない歩数でダイナミックに行うことを目指すと思いますが、中学生や高校生、大学生などの一般の選手は、自分に合ったハードリングを見つけることが大切です。
また、ハードル走を始めたばかりのキャリアが浅い初級レベルの選手は400mハードルの後半のインターバルが想像がつきにくいかと思います。
特に最後のほうのインターバルが狭くなってしまいがちです。
そのような場合は、前半3台と後半の7台に分けて、実際の400mハードルのコースを使って、スタートから3台を走って1分程度休息してから、少し戻った位置から4台目以降を跳びながら走り、ゴールに向かうようにすると全体のイメージがつかみやすいでしょう。
少し休みを入れることで、終盤を疲れなく走ることができ、インターバルも調整しやすくなり、新しい歩数に挑戦したりするのに有効なトレーニングになるかと思います。
また、レースから遠ざかっている場合にも有効です。
いずれにしても、着地が遠くても近くても、ハードルの踏み切り角度は出来るだけ抑えてハードルのスレスレなるべく跳び、着地でブレーキをかけないハードリングを心掛けることが大切です。
更に、着地から抜き足でも距離を稼ぐようにして、常に加速するようなイメージを持つようにし、その上で踏み切りから着地までの動きを連動させて、自分にあったハードリングを見つけていきましょう。
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