メンタルも記録の更新に影響する
陸上競技においてメンタルはとても大切です。
何故なら、メンタルはパフォーマンスに直結するからです。
特にハードル走などを含め、陸上競技はその日の自分のできいかんで全てが決まってしまいます。
野球やサッカー、テニスなどの球技スポーツのように、チームや1対1で戦う競技では相手が弱ければ、自分たちのパーフォーマンスが向上したように感じます。
ですが、ハードル走ではそうした相対的な見方ができず、すべて記録という数値で示されます。
その為、いかに自分のパーフォーマンスに集中できるかが記録の更新には大事になってきます。
特に大舞台の試合になるほど、自己記録を更新するのは難しいものです。
先頭を走っている選手は、自己記録を更新できる可能性は高いですが、2番以下は自己ベストを出すことができないという試合をよく目にします。
ハードル走も横一線で競争するかけっこなので、ライバル意識が芽生えやすく、自分より前を走る選手が目に入ると、冷静にいられないんですよね。
「追い越さなきゃ」という気持ちが力みになって、自分の持っている力を出し切れないということも良くあるものです。
特に女子選手は性格にもよりますが、「あの選手には負けなくない」「絶対に勝つ…」というように、男子よりもライバル意識は強いように感じます。
スプリントハードルでは相手が気になって、踏み切りタイミングが合わなかったり、重心が低くなりすぎてしまいがちになる。
400メートルハードルでは練習の時のようにいつものリズムで走れなくなって、歩数が狂ったりすることもあるでしょう。
なので、いかに自分のパーフォーマンスに集中できるかというメンタル部分がとても大事になってきます。
単に実力がないということを除けば、積極的な姿勢をもってレースに臨み、自分をコントロールすることができれば、大きな試合になるほどハードルという障害があるので、記録更新も期待できます。
その為、たまには2〜3レーンを並べて実戦に近い環境を作り、チームメイトと一緒にスタートから練習をして、仲間と競いあいながらハードリングを磨くことも大切です。
隣のレーンに選手がいる状況で走ることで、試合で乱れることも減らせるようになるからです。
ただ、トラックで練習するときは、他の選手がいたりすることもあるので、ハードルを何レーンも占有することは出来ないということもあるので、いかに効率よく練習すかを考えることも必要です。
特に今はコロナの影響で満足した練習ができないうこともあると思いますが、ハードリングの技術に結びつくように縦と横の動きを意識したりと、頭を使ってトレーニングすると、効果があがります。
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