足が流れる
ハードル走で、足が流れやすいということはありませんか?
脚が流れるというのは、前足を地面に接地する際に後ろ足と股関節、更には両膝距離が離れていることです。
ハードル走では、はさみのような素早い脚の切り替えがハードルを跳び越すハードリング動作の速さに繋がります。
そんな足が流れやすい人は、シーザーズ動作をやると効果的です。
陸上競技のトレーニングでは挟み込みとか足の捌きとか言われ、脚の切り替え動作を指します。
英語ではさみを意味するのがシザースですからね。
ですので、前の脚が着地する前に、後ろ足が前の脚を追い越すというような動きになります。
このシザースを行うことで、スムーズな重心移動が出来るようになってきます。
ハードルを使って行うなら、3台くらい置いて、リード脚がバーを越えたら素早くハサミで切るようにシュッと抜き足を前に持ってくるようにします。
抜き足がタイミングが遅くなって出てこないのはダメです。股関節を素早く動かす意識で行うと、シザース動作がスムーズに出来るようになれるかと思います。
もし、難しいようなら、ハードルを使わずに何もない直線でやってみるといいです。
膝を伸ばしたまま、体の前で脚を捌きながら走るようにするのです。
この時には、地面に足が着いている時間を短くするようにすると、素早いシザース動作になるので、足が流れハードリングで勢いが減ってタイムが伸び悩んでいる方は試してみてください。
いずれにしても、抜き足とリード足の重心移動、作用反作用を理解して実践することが重要です。
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