ハードルと身長の関係
ハードル走では身長が高いほうが有利と聞くことも多いですね。
学生の選手なら、身長を伸ばしたいと思っている選手も多いのではないでしょうか。
ですが、ハードルのインターバルの歩数の配分やストライドパターンと身長の関係を400mハードルで考えた場合、必ずしも身長が高いほうがいい記録を出しているというわけではありません。
国内のトップ選手を見ても400mの記録が高ければ、身長がそれほど大きくなくても、大きなスライド走っています。
なので、歩数は必ずしも身長だけではなく、400mの記録やその選手のピッチ、スライドパターンに合わせて決めていくことが大切だと思います。
インターバルの走りがオーバーストライドかどうかは、400mを走るの時のストライドより大きいかどうかで分かりますから、その種目ならではのインターバルスプリントとハードリングが求められるということです。
特に前半が奇数歩の多くの選手は、オーバーストライドの練習をしていかないといけないかと思います。
例えば、後半の歩数を変えて2歩増やしてしまったら、それだけピッチを高めて走らないと、速度が落ちやすくなります。
一方、14歩など偶数歩で左右どちらの脚でも踏み切って走れるというなら、同じスライド走れますから前半と後半の速度の差を減らす要因になるので、初期の段階で苦手な方の脚を克服るために逆足の練習をしていった方がいいかと。
何より、100や110mハードルトと違って、インターバル間の歩数が多い400mハードルでは、正確に踏み切るのが難しいので、体調が悪いときだったり、風が強いときなどはレースに影響がでやすいですからね。
ですが、最初に逆足の練習をしっかりやっておけば、左右されることなくレースにのぞめますから、身長にハンデがある選手なら尚のこと、苦手な逆足でも跳べるトレーニングをしておきましょう。
なお、実戦で役立てるには、スピードを絶対に低下させない練習が必要だと思います。(^-^;
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